阪本順治(松竹)「傷だらけの天使」
阪本順治監督の「傷だらけの天使」は、まだ記憶に新しいと思いますが、ショーケンの「傷だらけの天使」ファンの間では賛否両論。 但し、阪本順治監督の「傷天」への思い入れは我々以上の物を感じる。 今まで、「傷天」のリメイクはタブーとされてきた中で、前作との比較に耐えて同タイトルで挑む本作は、ショーケン「傷天」第6話「草原に黒い十字架を」をベースとしたロードムービーになっている。 出演者は、ショーケンと「居酒屋ゆうれい」で共演した豊川悦司と、NHKドラマ「ネコノトピアネコノマニア」でショーケンと共演した真木蔵人。 脚本は松田優作の無二の親友であり「探偵物語」などの脚本で知られる丸山昇一である。 音楽はもちろん我等の神様、井上尭之バンド。 作品舞台である東北。今回はJR八戸新幹線開業に伴い、青森県八戸〜青森間を東京シンヂケートがロケ地取材したので御報告することにします。 |
JR八戸駅前 現在のJR八戸駅前 (2004年)
JR八戸駅前です。2003年の新幹線開業に伴い、映画撮影時と駅舎が変わってしまったので、駅前の広場を撮影しました。駅前で蛍君が母を捜すシーンです。 |
陸奥港駅の待合所 現在の陸奥港駅 (2004年)
陸奥港駅前の仏具店 現在の仏具店前 (2004年)
ハンコ屋を連れて行く満と久 現在のハンコ屋 (2004年)
3時までしかやっていない銀行 現在の銀行 (2004年)
みちのくプロレスのポスターも(いつの日付なんだ・・・)
満と久と蛍が泊まった旅館 現在の新むつ旅館 (2004年)
八戸から在来線に乗って(単線)4つ目の駅 陸奥港 八戸の漁港で朝市で有名な場所である。 朝から天気がよく取材も快調、(前日風俗でボッタくられた事など忘れて) 新むつ旅館は住宅街の中にポツンと建っていましたが、明治時代からそのままの建物です。1泊 6000円からと言う事なので、是非一度泊まってみたいものです。 |
東北本線JR野辺地駅 現在の野辺地駅レールバスは廃業。壁で封鎖
野辺地駅の階段 現在の階段 (2004年)
英子(原田知世)と満 現在の野辺地駅ホーム(2004年)
残念ながら映画の中で蛍と別れるシーンで登場した津軽縦貫鉄道レールバスは映画の撮影後廃業していました。 レールバスへ向かう通路も壁で封鎖され、車両も残っていませんでした。 英子が乗ってきた大湊線は、現在も運行しています。(撮影中に切符を紛失してしまい、汽車賃をまた支払いました。涙) |
英子と満 青森駅前 現在の青森駅前 (2004年)
昔「時をかける少女」だった英子 現在のねぶた漬 (2004年)
青森駅前。殆んど変っていないので安心しました。(東京シンヂケート調査員熊ん子は15年前ココで喧嘩して警察に捕まっています。笑)思い出の場所です。 |
電気のスイッチを点ける満 現在のスイッチ (2004年)
ムーディーになっている2人 現在のパノラマ映画館 (2004年)
結局、英子に振られる満 現在の柳町通り (2004年)
青森市内の青森県観光物産館アスパムと言う三角のビル内にあるパノラマ映画館入場料600円 青森県の観光案内映画を上映している。スクリーンが9面もあるので何処を見ていいのか困る映画です。(お客さんは私だけ。私一人の為に上映して頂き有り難う御座いました。) |
サラ金から逃走する満 現在の新町通り商店街 (2004年)
コートを落とす満 現在の路地 柳通り (2004年)
書店から出てくる英子 現在の相馬文具店 (2004年)
自転車店前の満 現在の自転車店 廃業 (2004年)
東京シンヂケート調査員熊ん子の実家近所での映画撮影だった為、ロケ地取材は難無く終了。 自転車屋は3件並んでいて、映画で使用された店は廃業していました。 八戸周辺ではかなり迷いましたが、本八戸駅前のストリップ 八戸マノンでストリップを鑑賞しました。そのあと六日町で宿も無く迷っている所を、マノンの従業員の方と偶然再会。親切に安宿を案内して頂いた。その節は誠に有り難う御座いました。 取材協力:JR陸奥港駅 JR野辺地駅 青森県観光物産館アスパム 八戸マノン(ストリップ)の従業員の方 取材期間:2004年6月6日〜8日 |
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