東京シンヂケート参考資料室企画 第一弾

1974年12月号「シナリオ」


■シナリオ ‘74年12月号 特集 日本テレビ「傷だらけの天使」 深作欣二監督 市川森一脚本
○第3話 「ヌード・ダンサーに愛の炎を・・・」シナリオ全収録 81〜99ページ
○傷だらけの天使裏話/市川森一
 78〜80ページ

東京シンヂケート所蔵資料



 有名な雑誌ですが、御存知無い方の為にこの「シナリオ」74年12月号の素晴らしさをご説明しましょう。
ファンにとってはタマラナイ資料が盛りだくさん。 一部内容を御紹介しながらお話したいと思います。
(縮小画像の為、見づらい部分が御座いますが御了承下さい。)


 なんと言っても、これ! 凄く貴重ですね。市川森一 自筆原稿 特筆すべきは、右端の方に「某刑務所製原稿用紙 罫色エメラルドグリーン タテ25糎を14糎に縮小 万年筆黒色書」 と御丁寧意に書いているじゃありませんか!
(画像は色を反転しています。)


ショーケンと深作欣二監督
第一話撮影時 つばめヶ丘団地室内にて


 市川森一 「傷だらけの天使裏話」に挿入された、深作欣二監督とショーケンのスチール写真。これも非常に貴重な写真資料でしょう。この2人が後に「いつかギラギラする日」で再度顔をあわせる事になる。撮影現場の雰囲気が覗える写真です。現場ではスタッフ・キャストによるブレーンストーミングが繰返されたそうです。


有明マリのスチール写真


 第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」では浅草ロック座を舞台に繰り広げられたストーリーでしたが、ロック座の通常の興行が終了してから撮影が行われたそうです。 もちろん当時現役のストリッパーも多数参加していました。ロック座の舞台裏が見れる貴重な作品でした。


振り付けを教わっている中山麻里


 これまた貴重なスチール写真。ロック座の舞台で振り付けをしている中山麻里の姿。振り付けもさる事ながら、脱ぎっぷりも本職に負けないくらいのパワーを感じましたね。現在のテレビドラマでは絶対に不可能な演出です。
 旬のタレントを次々と脱がせた伝説のカリスマテレビドラマ「傷だらけの天使」 東京シンヂケートの研究は更に続きます。ご期待ください。


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