くあっくぅぉこいぃ〜(下は牡丹で御座います。)


■渡辺綱 (わたなべのつな)

 第24話「渡辺綱に小指の思い出を」で修の背中に描かれたイミテーション刺青の図案「渡辺綱 大江山の鬼退治」 正確には羅生門の鬼退治だろう。 (民話などで語り継がれている為、大江山でも羅生門でもどっちでもイイのである。)

 簡単に説明すると、昔の四天王がお酒を飲みながら、「最近羅生門に鬼が出る。」と言う話になり、綱が「大江山の鬼はもう退治したじゃないか?」と言う。 しかし、鬼がまだ居るようなので綱が酒の勢いで羅生門まで退治に行く事になる。

 退治しに行った証拠に金札(禁札)を立てて来いと誰かに言われ、羅生門に行くも鬼が現れず金札を立て帰ろうとすると馬の後ろに鬼が襲いかかり、綱は刀で鬼の腕を切りみんなの前に持ち帰るのだった。

 鬼が逃げる際に「七日後に腕を取り返しに来る」と言ったので綱は箱に鬼の腕を封印する。

  綱の武勇わ都に知れ渡るが、7日目 綱の育ての叔母が現れ「鬼の腕を見せてほしい」と言ってきた、綱は仕方なく鬼の腕を叔母に見せると、叔母の姿はみるみる鬼の姿に変り腕を持って綱の前を去ってしまった。

こんな感じである。(詳しくは、歴史の本などでお調べ下さい。)


渡辺綱


 ここで、非常に面白いところは、修が切られた小指を取り戻しに行く場面である。 まるで鬼が切られた腕を取り戻しに行くような演出なので、このドラマの奥深さを物語っている名場面とも言えるでしょう。このストーリーのバックボーンを理解した上で第24話を見ると、より一層お楽しみ頂ける事でしょう。

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